「良い会社」を目指しているはずなのに・・・

会社の全員が「良い会社」を目指している・・・なのに

社員は愚痴と文句ばかりで働かない。
いちいち指示しないと自分から行動できない。
ある管理職は自分の意見を押し通しパワハラまがいの言動。
こちらの管理職は部下を指導せずにほったらかし。

結果として売上が低迷し業績が悪い。

ウチの社員は会社を良くしようという気があるのだろうか・・・?

確かにそう思いますよね。

しかし、そう思うなら一度考えてみましょう。「良い会社」ってどんな会社?

良い会社ってどんな会社?

良い会社ってどんな会社でしょうか?

全員が同じ良い会社を目指していますか?

 

・売上が右肩上がりで業績が良い。

・お客様に感謝され、信頼され、業界で唯一無二のポジションを築いている。

・社員が活き活きと働き、社内がやる気と活気に満ちている。

・社員の待遇が良い。

 

誰しも良い会社とはこのようなイメージをお持ちではないでしょうか。

でも、もう少し具体的に考えると社員全員が同じイメージを共有していると言えるでしょうか?

 

例えば、売上が右肩上がりで業績が良いって具体的には?

毎年前年比200%の売上増といった急拡大?
毎年数%程度のゆっくりとした売上増加?

リスクを負っても新規事業に積極的にチャレンジする?
堅実に現在の事業を伸ばしていく?

売上を毎年増やして工場・支店・店舗を増やして企業規模を拡大する?
企業規模の拡大より安定的な経営を目指す?

 

例えば、社員の待遇が良いって?

ある社員は残業をバンバンして収入が上がるのが「良い待遇」。
ある社員は残業よりもプライベートが充実させることができるのが「良い待遇」。
ある社員は育児や介護の必要があるので勤務時間にある自由があるのが「良い待遇」。

 

「良い会社」のイメージは十人十色でひとそれぞれ違います。

経営者・管理職・一般従業員・パートタイマーというそれぞれの立場・それぞれの人生観・仕事観・家庭環境・過去の経験など・・・。
それぞれ違う中で、それぞれが考える「良い会社」もそれぞれ違うのです。

全員が「良い会社」を目指していても、全員の「良い会社」が違うのです。

つまり、一見全員が同じ目標を目指しているように見えて、全員が違う目標を目指しているのです。

全社員が目指すべき「良い会社」を決める必要があります。

あなたの会社にとっての「良い会社」はどんな会社でしょうか。

それを具体的に決めること、そして全社員で共有すること。それが経営目標を定めるということです。

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