プレイイングマネージャーのなすべきこと

サッカー選手の長谷部誠選手をご存知でしょうか。

ドイツ一部のフランクフルトに所属する39歳。
日本代表としてもキャプテンとして3度のワールドカップに出場。
2008年からドイツ・ブンデスリーガで活躍し、アジア人最多出場記録を持つ名選手。

39歳になった今はレギュラーメンバーからは外れていますが、そのキャプテンシーと抜群の安定感で、ここぞというときに起用され、勝利に貢献しています。

おそらく現役引退後もフランクフルトに残り、将来的には指導者となられるのでしょう。
ピッチ上の活躍のみならず、リーダーとしての実績、指導者としての期待された日本人は他にはいないでしょう。

キングカズこと三浦知良選手も偉大ですが、世界五大リーグの一つブンデスリーガでこれほど長く第一線で活躍されているのは三浦選手にも劣らないとてつもないことであると思います。

その長谷部選手に関するネットニュースの記事で、非常に面白い記事がありました。

フランクフルトの監督が長谷部選手を称賛する言葉なのですが、

「論理的には、マコト(長谷部選手)はスモルチッチ(レギュラーの選手)よりも5%劣っているかもしれない。しかし、それ以外の(10人の)選手たちが、普段より1%良いプレーができるのであれば、最終的には5%の上乗せになる」

さらに「マコトは、彼の存在、経験、人間性、そしてプレーの質によって、彼の周りにいる選手たちを助けられる。だからこそ、私はこのチームに彼のような選手、人間がいることをとても喜んでいる。週に2回プレーできなくても、彼は常にいてくれるし、不平を言うこともなく、必要になった時には真っ先に立ち上がってくれる」

プレーヤーとしての考え方 マネージャーとしての考え方

日本の終身雇用の労務慣行(とりわけ中小企業)では、現場の優秀なプレーヤーがそのままマネージャー(管理職)になることが多いです。
そして多くがプレイイングマネージャーとして、今まで通りの業務もしながらチームの管理をすることを求められます。

そこであるあるなのが、このような例です。
優秀なプレーヤーでもあるマネージャーは、自分が優秀であるがために未熟な部下に対して苛立ってしまい、部下に任せず自分で業務をしてしまう。
自分でするほうが早い!ってなもんで。
で、プレーヤーとしての仕事で手一杯で、マネジメントがおろそかになる。
それではいつまでたっても自分自身がマネージャーにはなれませんし、部下も育ちません。

優秀なプレーヤーであってもマネジメントする立場になった以上、頭を切り替えなければなりません。
自身の優秀な技術やノウハウを部下に引き継ぎ、自分は部下の能力を今まで以上に発揮させるように指導し、調整する。

自分自身という優秀なプレーヤーが管理職として抜けた現場は頼りなく映るかもしれませんが、自分は部下のサポートに回ることで、自分の抜けた穴を埋めるのみならず、今まで以上の成果を挙げる(部下に挙げさせる)のが、真のリーダーでしょう。

自分以上の優秀なプレーヤーを育成するのがマネージャーの仕事です。
そうすることで部下が成長し、自分自身もマネジメントに軸足を移し、マネージャーとして成長することが出来る。

ちなみに長谷部選手は指導者のB級ライセンスを取得されているそうです。
将来、ドイツ・ブンデスリーガで日本人監督が誕生したらすごい快挙ですね!

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