御社の従業員さんは何人おられますか?5人?10人?100人以上?
モチベーションは「動機づけ」と言われます。どのような動機があればやる気になるか?ということです。
「やる気」そのものはモラルと言います。
従業員さんがモラル(やる気)を持って仕事に励んでくれれば最高です。
では、全社員共通のモチベーションはどこにある?
十人十色、人それぞれ、
モチベーションも人それぞれ。給料をたくさんもらって稼ぎたい人。私生活を充実させたい人。職場の人間関係がモチベーションに影響する人。転職のための実績を作っている人もいるかもしれません。
社員全員が100%やる気を出せる環境は難しいし、不可能ですし、それを可能と考えるのは従業員さんを一人一人考えの違う個性のある人間と考えていない驕りのように思ってしまいます。
モチベーション研修に意味はあるのか?
私もサラリーマン時代にモチベーション研修を何度か受講しました。
正直に言うと、それでモチベーションが上がったとは思わないです。
研修を受けた日とその次の日くらいは「なるほど」「やる気出して頑張ろう!」と思うのですが、続きません。
モチベーション研修がダメというわけではないのですよ。
職場の人間関係がモチベーションが上がらない理由なら、モチベーション研修で職場の一体感を養えれば一時的に効果はあるでしょう。
仕事への心構えを教えてもらえれば効果はあるでしょう。
でも、研修を受けた後は今まで通りの職場と仕事が待っているのです。
モチベーションが上がらない原因が職場と仕事にあるのであれば、その職場と仕事を変えないと結局元に戻ってしまいます。
研修はあくまでカンフル剤で、カンフル剤が効いているうちに根本的な手を打たないと、効果が消えてしまいます。
経営目標の達成のため
せっかくモチベーション研修を受けても、その研修内容が職場と仕事に活かされないと意味がありません。
何のためにモチベーションを上げたいのか?
離職率を下げたい。風通しが良く意見を言える職場にしたい。仕事を前向きに情熱をもって進めてほしい。
仕事の効率を上げたい。売上を上げたい。業績を上げたい。
究極には、
会社の経営目標を達成するため。なんです。
決して従業員に対するボランティア精神でも博愛精神でもなく。
だから、モチベーション研修を行っても、会社の経営目標にポジティブな効果が出なければ意味はない。
会社の経営目標を達成するためのモチベーション向上でないと意味がない。
「モチベーション研修を受ければ従業員のモチベーションが上がる」と考えていれば大失敗します。
モチベーション研修で芽生えた従業員の「やる気」を育てる職場を経営者さんが作らなければなりません。
この記事へのコメントはありません。