改善提案が上手くいかない理由①

改善提案って従業員さんからの評判悪いですね。

「無理やりやらされている」「ノルマがあるため役に立たない提案でも出さざるを得ない」「時間のムダ」
「クソの役にも立たない」「経営者の自己満足」「改善提案を出せ出せって言うならお前が出せ」・・・・

もうボロクソです。(これは私が過去に勤めていた会社で思っていたことです (-_-;) )

でも、改善提案を推進する立場の経営者さんからすると、
「〇〇株式会社さんは一人年間で数十件の改善提案を行っているらしい。なぜ我社では出来ないのか!?」
となります。改善提案が盛んな企業さんは確かに一人で多くの改善提案を行っています。

では、何が違うんでしょうか?

改善と同時に革新はあるか?

改善を進めると同時に業務の革新が無いと改善は増えません。

改善とは、現状の問題点を「改善」することです。つまり問題点が無いと(気づかないと)改善が出来ないんです。

革新とは、ゼロベースから考え直すことです。つまり、問題点を直すのではなく、問題のある業務等をいったん白紙にして根本から新しくやり替えることです。

分かりやすく言うと、自動車に不満があるとして、
自動車の部品を変えたり、内装を変えたりして、自分好みに改造するのが改善です。
自動車そのものを買い替えるのが革新です。

自分好みに改造して、これ以上改造するところが無いとなると改善は止まってしまいます。
しかし、自動車を買い替えて(革新)乗っていると、もっと良くするために改造(改善)したいところが出てきます。

同じ原材料で、同じ機械や設備を使って、同じ作り方で、同じ製品を作っていると、改善はやりつくしてしまい、改善のペースは落ちます。
そんな中、機械が変わった(革新された)のであれば、機械をさらに使いやすくする改善を考えることが出来ます。
機械が変わることにより、設備や手順も改善する必要が出てきたりします。

改善が止まっているとしたら、革新が止まっていないか疑ってください。

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