大阪府の吉村知事に見るリーダーシップ

大阪府の吉村知事がコロナ対応で株を上げています。

 

ツイッターで「#吉村寝ろ」がトレンド入りしたそうですね。

府民に睡眠の事まで心配される知事がかつていたでしょうか?

 

対して安倍総理は残念ながら株を下げています。

それまで内閣支持率を長期間、高い水準で維持してきた安倍総理ですが、このコロナ対策で完全に潮目が変わったように思います。

 

人間は理論的であると共に感情的な思考で自身の行動を決定します。

例えば、品質と値段だけでお店を決めませんよね。

お店の人の接客、人柄、お店の雰囲気など、理屈ではない感情的な部分も大きな理由となります。

それはリーダーシップの面でも同じです。

応援したくなるリーダー。

応援したくなくなるリーダー。

 

現状、吉村知事がコロナ対策で成果をあげているわけではありません。

東京の後を追うように大阪府でも感染者は増えています。

 

なのに、なぜ吉村知事が支持されるのか?

単純に男前という面もあるかもしれませんが、それだけではない。

感情的に応援したくなるリーダー

まず、一生懸命さが伝わってきます。

目の下のクマが物語るように、「#吉村寝ろ」といわれるように。

府民の立場に立っての一生懸命さが伝わってきます。

記者会見では理路整然と話しているとは思いません。どちらかというと言葉が飛んでいたり、単語が抜けていたり。

疲れもあるのでしょう。でも、そこに一生懸命さが伝わります。

対して、安倍総理。冷静で理路整然とした記者会見は準備万端で内容は伝わりますが、感情的な部分が伝わりません。客観的で冷静な受け答えは理路整然としていますが、感情的な部分で反発を招きます。

余談ですが、感情的になったお客様からのクレームに、冷静に受け答えするのは一見良い対応と思われますが、逆効果になる場合があります。冷静な対応をされたお客様は「自分の気持ちを理解してくれていない。」と思うのです。なので、お客様と同じようなテンションで、しかも感情的になりすぎずに対応することが必要です。すると、「自分の気持ちを分かってくれた」となるのです。

その意味でも吉村知事の会見は、冷静、理路整然とは思えませんが、府民からは「自分たちの不安な気持ちをわかってくれている」という印象を与えます。

 

「政治家は使い捨てでいい。」という発言も府民の共感を得ました。

多くの企業や事業者が存続の危機にある中、知事としての自分の立場を守ろうとすれば、府民はそっぽを向くでしょう。

自分も府民と一緒に命(進退)を賭けているという気持ちが、府民との一体感を感じさせました。

対して、安倍総理の星野源さんの動画とのコラボ?(星野源さんの迷惑そうなコメントが印象的でした)動画は、疲弊している国民目線とはかけ離れた優雅な生活の一端を見せてしまい、「自分たちの気持ちを分かってもらうのは無理。」と思われてしまいました。

 

そして、嘘をつかない。現実を受け入れた上での発言に終始している。

出来ないことは出来ないという。

「東京のように休業要請に応えたお店への金銭的な保証は出来ません。」とはっきり言った。これも評価できます。

その上で、出来うる限りの予算措置を講ずるとしました。

「マスクの品不足は解消される。」と言ったが全く解消できない安倍政権(この発言は菅さんでしたが)は、残念ですが国民の信用を無くしてしまいました。

恐らく事情はあるのでしょうが、現実に出来るといったことが出来ないときの信用の失墜は、政治のみならず一般社会でも当然のことです。

 

改めて書きますが、吉村知事はコロナ対策ではまだ効果は上げていないのです。

もしかすると、コロナ対策の最終的な評価は安倍総理や小池知事のほうが高くなるかもしれません。

 

でも、この人がリーダーなら何とかなるのでは?

この人の言うとおりにすれば希望が見えるのでは?

私たちのために一生懸命になってくれている。

私たちの先頭に立って戦ってくれている。

 

府民は理論ではなく感情で吉村知事を応援しているように思います。

 

「隗より始めよ」(言い出したものから始めよ。率先垂範。)

「ノブレス・オブリージュ」(身分の高さに応じた、果たさなければならない役割があるという道徳観。)

そういった言葉を思い出させます。

 

危機の時のリーダーシップの事例として、吉村知事に注目していきたいと思います。

私は京都府民ですが応援しています。

 

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