研修を受けて効果がありました?

多くの企業で社員教育として研修を活用されていると思います。
研修を受けると新しい知識とともにやる気が出ます。
新しい知識を実際に使いたくてウズウズします。

実務能力を得るための研修、機械の操作研修、パソコンの研修等のスキル向上の研修はすぐに使える知識・技術を教えてくれます。
実際の仕事で役に立った経験をお持ちの方も多いと思います。

一方で、組織活性化研修、組織開発研修、人材育成研修、いろんな名称で行われている特定の実務を教えるのではなく、モチベーションを引き出したり、仲間とのコミュニケーションを良くしたり、仕事への心構えを良くするための研修は、どうですか?

私の経験では、研修直後の記憶と意識が残っている状態では、研修の内容を役立てようと行動していました。
しかし、時間がたつにつれ、行動が元に戻り、研修を活かすことはできませんでした。

私と同じような方は多いのではないでしょうか?

知識があればトレーニング無しで上達しますか?

ゴルフの指導本を見て、自分のスイングの欠点に気が付いた。
それを意識しつつコースに出て好成績!なんてことがありますかね・・・。(ちなみに私はゴルフをしません)
多分無いと思うんです。その前に打ちっぱなしで練習し、スイングが固まったらコースに出ると思います。(違いますか?)

研修に話を戻すと、研修を受けた後には、研修内容に沿ってしっかり行動することが必要です。練習ですね。
これで、万事OK!!
・・・なんですが、なかなか知識を行動に即結び付けて実践することって難しいです。
これが出来ればダイエットも禁煙も休肝日も楽勝なはずです。

言うは易し、行うは難し。です。

企業等の集団になると特に難しいです。
中には意識の高い人が知識を行動にするべく頑張られます。
でも、それができない人に引っ張られる。上司が出来ていなければ「なんで自分だけ頑張らなあかんねん!」って投げ出したくなります。

こうして研修の効果は時間がたつにつれ消滅していきます。(消滅しない企業は素晴らしいです)

実践の場が必要です。

研修の効果を消滅させないためには、実践が必要です。
ゴルフ練習場でスイングを固めてしまうということです。

研修受講後に上司に報告書を提出するというルールがある企業も多いと思いますが、報告書を受け取り、「職務に役立ててください」って書くだけでは職務に役立ちません。
企業内で実践し、定着させましょう。

トレーニングは継続する必要があります。

では、研修の効果をどのように継続させるのか?

①企業のシステムに組み込む
研修内容が良いものならそれを企業のシステムに組み込むと、自動的に企業に定着します。作業マニュアルに組み込むとか、人事制度に組み込むとかですね。個人の意識改革で終わらせないことが必要です。個人の意識改革で終わると企業全体に波及しません。
「一人が変われば組織が変わる」なんて言いますが、「全員がばらばらの方向に変わればどうなるの?」と思いませんか?
一人が変わっても組織は変わりません。一人が変わって組織が変わる場合もあるかもしれませんが、それはその一人にカリスマ性があるかスーパーマン的な社員さんであるかです。期待するのは難しいです。

➁早く成果を出す。
心理的に、研修内容と成果がつながらないことがあります。「研修は良かったが、それが果たして企業の成果につながるのか?」という疑問が残っていると、研修内容を取り入れる気になりません。そのためには早く(無理やりにでも)成果を出して、疑問を払拭する必要があります。
1回の大きな成果よりも小さな成果の積み重ねが疑問解消につながります。

成果が出るまでのステップを作りましょう。

成果が出るまでのステップを意識して作る必要があります。

研修⇒知識の吸収・意識の変化⇒練習⇒小さな成果⇒システムとして定着させる⇒成果

基本的には上記のステップを踏み、成果までの道すじを作ってあげます。
練習の部分で、一部署だけテスト導入するのも効果的です。

そもそも、その研修は必要ですか?

今までは、その研修が貴社にとって有用なものであるという前提でのお話です。

前のブログでもお話ししましたが、他社の成功事例をそのまま導入することは、私は否定的に見ています。
そもそも、その研修が貴社にとって必要な物を教えてくれるのか?
それを検討してから研修を受講しましょう。
「研修のための研修」にならないように!

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