中小企業診断士への足跡⑨ ~1次試験合格~

1年間みっちり勉強を続けて2回目の1次試験に臨みます。

文章にしてしまうと1行で終わってしまうのですが、1年間同じ勉強を続けるのは大変です。

ドラゴンボールでもワンピースでも鬼滅の刃でも、修行というのは割とあっさりと(鬼滅の刃は比較的多いですね。主人公の努力が見えるのも人気の秘密では?)描かれますし、修行シーンを長々やられたら飽きてしまいます。

毎日同じことの繰り返しですから。でも、合否はこの毎日の繰り返しによって決まります。実際の試験は、如何に能力を発揮するかだけの話で、能力以上のことは出来ない。

試験合格は私にとって誇れることですが、合格できるまで諦めなかった、毎日コツコツと頑張ったことは同じくらい大きな誇りです。

チャレンジ2年目で一次試験に合格!

この年の1次試験は、昨年合格した2つの科目(経済学・経済政策と経営法務)が免除されます。

この年受験する5つの試験科目の中でも、私にとってポイントとなるのは財務会計と経営情報システムです。

財務会計は簿記の知識があるとはいえ、会計(会社のお金の動きを記録する)だけでなく、ファイナンス(将来のお金の動きを予測し、意思決定する)の知識も問われますので、多くの受験者が苦手意識を持っていると思います。私も同じ。

ただ、簿記2級を取得していましたので、会計の基本的なところは理解できていたのは幸いでした。簿記の知識なしでいきなり中小企業診断士に挑むのは、少し厳しいように思います。
私の場合、簿記やビジネス実務法務を勉強していたのが、役に立ちました。
最初から中小企業診断士を目指していたら、おそらく合格できずにあきらめていたと思います。

経営情報システムは、ITの知識なので、他の科目とは少し違った知識が必要です。

ITコーディネイターの資格を持つ中小企業診断士の友人が、同じくらい難しいと言っていました。得意・不得意がきれいにわかれる科目です。職場では自分でデータベースソフトを使って在庫管理や工程管理のシステムを組んでいたので、不得意ではないのですが心理的な苦手意識を持っている科目です。アルファベットとカタカナばかりですから、暗記するしかありません。

特にこの2科目が非常に心配であったのですが、何とか合格することが出来ました。

診断士の1次試験は20%前後の合格率です。

次の2次試験も同じく20%前後の合格率で、1次と2次で4%とか言われます。1次試験に合格した20%が、さらに20%しか合格できない2次試験に、挑むことになります。

その2次試験までは約3カ月の時間しかありません。

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