リーダーは審判ではなく意思決定者である

世の中コロナの話ばかりです。

 

未曽有の危機なのですから当然ではあります。

連日の報道、ワイドショー。

何が本当で何が間違っていて、何が正解で何が不正解かわかりません。

おそらく、だれも分からないのでしょう。

そうなると我々はリーダーを信じるしかありません。

 

しかし、そんな中で、安倍総理の株が急速に下がっています。

政策がうまくいっているときは何をしても許されるし擁護の声も大きくなります。

しかし、今のコロナ対応では何をしても批判されるし擁護の声もかき消されます。

少し可哀そうな気もしますが、日本国のリーダーとして、批判も受け止めて我々を引っ張って欲しいと思います。

 

と言いつつ、今回は悪い方の例えで安倍総理にご登場いただきます。

 

以前から気になっていました。

小泉総理時代の官房長官だったからか、敵を作って攻める手法。

味方もいるんだぞとアピールする手法。

 

私、決して安倍総理を評価していないわけではないです。

経済政策や外交の面での実績はやはり評価すべきではないかと思います。

でないと7年以上の長期政権は築けません。

 

ただ、リーダーとしては些か言葉が乱暴では・・・?

 

自身への批判に対しては、「私を支持する意見もある。」と意地になって反論するところ。

 

そんなことは分かっている。

 

「支持もあり、不支持もあるのは承知しているが、私はこういう理由でこの方法を選んだ。」と言って欲しい。

でないと、多数決で多い方を選ぶだけ?少数意見は聞かないのか?と思ってしまいます。

自らの意思決定を一部の人の評価で判断しているように聞こえてしまいます。

「お友達の意見しか聞かない」「お友達優遇」、こうした批判はこうした発言からも来ているのではないでしょうか。

 

こういったやり方は、支持者と不支持者の争いを呼びます。

一部を敵に見立てても選挙で多数派を取り込めばよい政治家と全社の力を結集しなければならない経営者は同じように論じるのは不可能かもしれません。

 

経営者自身が意思決定する

経営者には、自分の考えとして意思決定を行う必要があります。

誰かの意見をジャッジして選ぶのではなく。(例え実質そうであっても、自らの意志とすること)

 

企業でよくあるのは営業部と製造部の意見の違い。

新商品を矢継ぎ早に出して、商品レパートリーを充実させて、即納体制で売上を上げたい営業部。

どうしても製造部への注文が厳しくなります。

片や生産効率を考えて商品を絞りたい製造部。「即納体制にしたいなら営業部からの売上予測の精度を上げてくれないと無理!」という意見も。

 

どちらも間違った意見ではありません。

 

そこで本来なら営業の利益、製造の利益という部分最適ではなく、会社全体の利益を考えた全体最適で意思決定を行うのですが、もし社長さんが、「営業部がこう言っているから製造部が我慢してくれ。」と言ってしまったら・・・「いや、社長の意見は?」となります。

営業部に対する製造部の不満と営業部の肩を持つ社長への不満が残るだけとなります。

 

「営業部と製造部の意見が分かれているが、当社の経営哲学と経営戦略に沿っているのは営業部の意見である。そのため原則営業部の意見に沿った意思決定をする。しかし、製造部が実行困難な個別の事案に対しては別途検討する。営業部も売上予測の精度を上げるように知恵を絞ってくれ。」と社長の意思決定として発言しなければなりません。

社長の意思決定として社長が責任をもつことで、製造部の不満を社長が受け止め、処理しなければなりません。

 

リーダーはジャッジマンではなく、意思決定者でなければなりません。

そして、その意思決定のバックボーンとなるのが経営理念や経営方針等の経営哲学です。

 

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