中小企業診断士への足跡⑤ ~挫折編~

私が最初に取得した資格・検定は、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト 当時はMOUS、マイクロソフトオフィスユーザースペシャリスト。)でした。仕事でパソコンに触りだしたので、少しは知っておこうと思いました。

これは、マイクロソフトが認定するマイクロソフトオフィス(ワード エクセル などのソフト)の技能検定です。
パソコン上に問題が出て、実際にパソコンを操作して回答し、その正答率で合否判定がされます。
簡単な検定なのですが。それでも、2回落ちました(-_-;)。
受験料が高かったんですよ、1回1万円くらいしたように思います。それを2回落ちるって、泣きそうになりました。

でも、なんとか合格し、その次に行政書士の勉強を始めました。そこそこ難関資格の行政書士って、パソコンの簡単な検定に落ちていた人間が受験するなんで、今から思えば無謀ですが、当時、労働組合の役員でしたので法律の勉強をしたかったのです。でも、一番知りたかった労働法は、ほぼ試験範囲の中に入っていなかったので、がっかりしたのですが、それを知ったのは申し込んだ通信教育のテキストを見たときなので、今さら辞めるのも気に食わないと思い、勉強をスタートしました。

コテンパンにやられた行政書士試験への挑戦

ちなみに、私は、資格・検定試験では資格学校に通ったことがありません。ほとんど通信教育です。
理由は、子供も生まれ、業績も下降気味でボーナスが減り、お金が無かったのです。

通信教育だけで合格するとコスパは良いのですが、いざ、中小企業診断士や行政書士に合格し、士業の先生と交流しだすと、同じ学校に通っていた先生同士で合格前からの交流があったりして、いち早く仲間が増えるという意味では資格学校に通った方が良かったかもしれません。それに、すごく孤独です。周囲に中小企業診断士や行政書士の試験を受ける友達もそうそういません。
励まし合えることが資格学校のメリットでしょう。

行政書士は2回試験を受けました。といっても、2回で合格したのではなく、一度撤退するのです。撤退というより、挫折と敗走でした。

子供の世話は妻が中心にしてくれていましたが、子供の風呂、オムツを換える、夜も泣いたら起きてミルクをあげるなど、私も結構頑張りました。
そんな中での受験勉強。それでも、かなり努力したつもりでの不合格。
それも1年目よりも2年目のほうが点数が悪かったのです。
実は、1年目はもう少し頑張れば合格できるのでは?くらいの点数でしたので、2年目の点数はショックでした。
今までの人生で勉強したことのない人間には届かない資格なのかと気持ちが折れてしまいました。

他にも勉強したいことがあったので、失意の中で翌年も合格する自信のない行政書士の勉強を続けるより、次の勉強を始めたほうが良いと思いました。

今にして思えば、この失敗がうまく転がって、中小企業診断士の試験に合格できたように思います。
中小企業診断士の試験は範囲が広いので、行政書士試験での挫折後、いろいろな勉強をしたのが役に立ちました。

次に受験したのは簿記です。

中小企業診断士試験には財務・会計の試験もあるのですが、この時の簿記の勉強がそのベースになりました。

でも、簿記も簡単には合格できませんでした。

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