2度目の2次試験にも失敗したため、1次試験を最初から受け直すことになりました。
1次試験の勉強をやり直すにあたり、勉強方法を考える必要がありました。
通信教育のサポート期間が終わっていたので、新しく学校に通うか、それとも通信教育を受け直すか。
私の選択は、今まで勉強してきた昨年までのテキストをそのまま使って勉強することにしました。
あえてテキストは変えない
理由は、
1年で中小企業診断士試験の内容が大きく変わることは無いであろう。
使い込んでアンダーラインや余白への書き込みをしまくっていたテキストなので、新しいテキストにまたアンダーラインや書き込みをするのが無駄に思えたこと。
ある程度理解が進んでいる今のテキストの内容で理解が不足しているところを深掘りして勉強を進める方が、最新のテキストで最新の知識を増やすよりも良いのでは?
と思ったからです。
それに、お金もかかりませんし(笑)。
2次試験の勉強は少し変える
同時に2次試験の勉強も進めました。
こちらは、今までのテキストだけではなく、診断士試験を目指している人なら一度は聞いたことがある本、「ふぞろいな合格答案」を使いました。
この本は、2次試験受験者の回答を再現し、合格した人の回答、不合格だった人の回答を研究し、この本なりの合格回答を導き出している本です。
賛否が分かれる本のようで、診断士の友人の中にも「あの本はダメ」という人もいます。
知識や能力をつけるための本ではなく、小手先のテクニックをつけるための本というのが、否定的な理由のようです。
しかし、私にとっては良い本でした。というのも、知識のインプットはテキストで出来るのですが、文章問題を文章で回答する2次試験は、持っている知識(インプット)をどのように文章にまとめるか(アウトプット)という能力が必要です。
それは、文章力であり、国語力です。
実際に、「2次試験は国語の試験だよね」と、2次試験の試験形式そのものに批判的な意見もあります。
でも、こういう試験形式である以上、それに合わせて勉強するしかありません。
今までの2次試験で抱いていた、どういう回答をすればよいのかイメージが掴み切れていないという弱点を克服するためにも、合格者の回答を見せてくれるこの本は、私にとっては非常に心強いものでした。
この記事へのコメントはありません。